7万バーツ【食品、アユタヤ】

  例の求人案件について現地採用なりに考察してみました。

SCM部長（食品、アユタヤ）

• THB 70,000 - 120,000（JPY245,000 - 420,000)
  
  • メーカー(自動車/化学/家電/鉱物/工場　他)

ポイント1．会社概要
アユタヤの日系食品メーカーといえば、
パン屋のＤ-プラスさん（マックスバリューに置いてる日持ちのするパン）か、日本ハムさんですね。
業務内容を確認すると日本向けが絡むので、消去法で日本ハムさんと推測します。

日本ハムさんはアユタヤで２拠点展開されてらっしゃり、

タイ日本フーズ（Thai Nippon Foods Co., Ltd.）
タイ日本コールドストレージ（Thai Nippon Cold Storage Co., Ltd.）

社名で読んだ字のごとく、フーズ＝肉製品製造、コールドストレージ＝冷凍物流、といった事業分担になってます。

ポイント２．業務内容
【業務内容】
日本本社からの依頼に対して窓口となり、デリバリーまで全行程を管理
・輸送計画：物流会社とのやり取り
・在庫管理
・実績管理
・生産計画：日本95％、EU、香港の顧客から日本本社経由で受注
*コミュニケーションは主に日本本社と行う
下記スタッフの実務管理（当初は自身も担当し内容把握する）
・受発注業務（書類、金銭の流れ）
・輸出入手配（商品の流れ、出荷、船積等）
・その他業務

ハムの注文をもらって日本へ発送する仕事ですね。
コンビニのPOSシステムみたいなことを、
日本語とタイ語の間に入って人力でがんばる感じ。

進捗確認や納期遅れのフォローをするため、
タイ人スタッフの実務管理が必要となります。

フォローというのは、
本社が納得してくれる言い訳を作るためのアラ捜し。
失態原因（スタッフへの他責）を推理・調査する探偵業。

といった感じでしょう。

過去の事件が、
「書類・金銭の流れ・商品の流れ・出荷・船積み」
で頻繁に起きてるとすれば、
「当初は自身も担当し内容把握」しておいた方が身のためです。

例えば、納期が間に合わない事件があったとして、
「あ、このパターンは、あそこかな？」と犯人（ホシ）の目処がつき、
事件を未然に防いだり、顛末書がすぐ作成できたり、
仕事上ストレスが減少します。


ポイント３．求められる人材

【必須】
・英語コミュニケーションレベル（スタッフとの意思疎通、英文書類対応）
・製造業、商社、物流業界等で貿易業務経験3年（営業、貿易事務、トレーディングなど貿易の業務フロー、必要書類を理解していること）
・マネジメント経験（業務指導が可能であること）
・運転可能（免許取得サポートあり）

【歓迎】
・海外での勤務経験
・タイ語コミュニケーションレベル（入社後に学んで頂きます）
・食品業界経験

特にTOEICや貿易関連資格を求められてないので、アセアン界隈で多少貿易実務に関わった人なら、それがたとえ個人事業のところだったとしても、

「LC開く」とか「インコFOB」とか、日常的に耳にしていた職場ならなんとかなりそう。

ハードルは、たったそれだの応募しやすい案件です。

ちなみに、「注文は日本本社から、仕向け地は95％日本」なので、実務スタッフの作業がパターン化されている可能性があります。

そして、パターン化作業で配慮が足りないため、香港・EU向けが入ったときにミスが誘発されてる可能性もあります。

そういった意味で「マネジメント経験（業務指導が可能）」を活かし、実務スタッフのチーム再編など提案できることが望ましいです。

そのためにタイ語コミュニケーションスキルは、「入社後からでも学んで頂きます」という感じでしょうか。

あと、「運転可能」については、BTSとかタクシーとかで通勤できない立地だけど送迎サービス無いから、自分で運転してきてね、ということです。

ちなみに、人材紹介サイト一覧で見比べてましたが、おそらく同じ求人案件と推測されるところで、福利厚生に「住宅手当」記載されてました。

運転免許取得にまで気を使ってくれる会社なので、ひょっとすると住宅手当も出してくれるかもしれません。面接のとき一応おねだりしましょう。


まとめ．
運転免許取得やタイ語の習得を、入社後に面倒見てくれるので、現地採用にとって素晴らしいホワイト企業です。普通、ほとんどの求人案件は「タイ語可・タイ運転免許保有」を条件に付きつけてきます。

あと野球好きなら問題ないと思います。
日本ハムファイターズ、最高です。

タイ日系企業は、プロ野球団もってるところ少ないから、
まわりの現地採用に対して野球マウンティングできます。

※求人案件をお探しなら
タイ就活・転職サイト一覧リスト
https://himurokeita.blogspot.com/2021/05/blog-post_23.html


ラストまでお読み頂きありがとうございました。

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