例の求人案件について現地採用なりに考察してみました。
【高待遇/駐在採用可】
経理部マネージャー補佐
【PRポイント】大手お菓子メーカーとタイの財閥系企業のジョイントベンチャーでの求人です。経験やスキルを重視しているため、条件面や待遇等に関しては上限を定めておらず、駐在員としての雇用も検討が可能です。
ポイント1.会社概要
テスコロータスやセブンイレブンの菓子売り場で一つずつ商品を観察すると、けっこう日系のお菓子が多いことに気づくものです。
タイでお菓子作っている大手日系といえば、グリコ・カルビー・東ハト・亀田製菓などが思い当たります。
勤務地がサムットプラカーン県なので、カルビーか?亀田か?
仕事内容をみると、コントロールを失ってる点でカルビーと推測しましょう。
カルビーといえば「かっぱえびせん」ですが、
タイと日本では味が異なります。
本来の日本の味では、タイで先行していた類似のパクり菓子「ハナミ」(東ハト・Hanami-Tohato Co.,Ltd. →現・Hanami Foods Co., Ltd.)からシェアを奪うことが出来ず、タイ人の味覚に合わせた味に変更しているのです。
しかし、味の変更については、現地が勝手にやってしまったことで、本社があとでやらかしを知ったという逸話もあるほど、
つまり、コントロール不能の社風があります。
日本に縛られず世界で自由に暮らしたい現地採用にぴったしカンカン。
そういうわけでカルビー・タナワット(Calbee Tanawat Co., Ltd.)なんですけど、資本構成は、日本カルビー・ユアサ商事・タナワットインダストリアル社(日本酒の卸問屋業など)になっています。
ポイント2.仕事の内容
【職務内容】
上司となる予定の部長の方を含め全員ローカルスタッフで構成された経理部に所属していただき、会計実務に関わって頂きます。月末には日本本社や日本人MDへのレポーティングも行って頂く予定です。またSAPを導入してまだ日が浅いため、外部コンサルを使って整備をしている最中ですが、この点に関しても協力をして頂ける方だと理想的です。
【勤務日時】月~金 8:00~17:00
製造業の会計実務です。実務なので仕訳作業に関わっていくことになると思いますが、タイなので証憑類がタイ語または英語になります。
会計の自動翻訳ソフトなど導入されていなければ、言語の読み書き能力も必要とされる業務です。
日本で工業簿記やってきた人で、USCPA取得とかチャレンジ中とかの人でしたら問題ないでしょう。
ポイント4.応募資格
【言語】タイ語
【必須経験・スキル】製造業での経理実務経験(原価計算経験必須)
【求めている人物像】お金まわりはタイローカル側の管轄であるものの、日本側としてもある程度内情を把握したいという意図があり今回のポジションの採用を検討するに至っています。しかしながらあくまで調和がコンセプトであり、タイローカル側の懐に入り込み円滑にビジネスを進めれるよう調整いただける様な方を探しています。
歓迎するネイティブ言語 = 日本語
勤務開始日 = 応相談
経理部のタイ人たちと表向き仲良くしながら、タイローカルに乗っ取られた会計に関する諜報活動ができる人。
ミッションインポッシブル
途中で気づかれると、さらに情報隠蔽、ひどいとガセネタつかまされたりするので。
あと、やたら社交的とかタイ人に愛想笑い振り撒けるとかの人は、会計士の性格に向いてない気もします。
ポイント5.福利厚生
【給与】経験に応じて決定
※駐在採用も検討可能
※良い人材を採用したいと考えているため上限は定めておりません
【福利厚生】民間保険、VISA・労働許可証支給、社会保険、賞与・昇給、その他に関しては要相談
愛嬌のあるタイ人の通訳秘書兼会計助手を付与して頂きたい。
それであれば、工業簿記ガチ経験者なら誰でもミッションを遂行できると思います。
まとめ.
日本人的な感覚からすると「ハナミ」の方がパクり商品ですが、タイ人の感覚では後発で参入してきたから「かっぱえびせん」の方がパクり商品。
似たような感じで「リポビタンD」とか「東京ばなな」とかもいろいろ堪えきれない思いを抱えてるような気がします。
商品もパクられ会社の経理までパクられたら、ほんとうにタイのこと嫌になるかと思いますが、
それでもタイが好きなマゾ
そういう現地採用にぴったしカンカンのお仕事でしょう。
パクったのは日系みたいですけど。
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ラストまでお読み頂きありがとうございました。
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