例の求人案件について現地採用なりに考察してみました。
スイス証券取引所に上場企業。世界35カ国以上で表面処理事業や人工繊維の製造を手がけている企業グループ
日本人の技術営業
給与不問(経験と能力に応じ)+コミッション
ポイント1.会社概要
エリコン・バルザース・コーティングさんと推測します。
理由は以下3つです。
①募集職種に「日本人の」と国籍強調するので外資系の可能性が高い
日系企業は、日本語で情報発信すれば日本人が引っ掛かる常識。
②スイス上場アピールしてるので外資系・スイス企業の可能性が高い。
日系企業でも、以前スイス上場していたところで、ソニー・ホンダ・東芝・富士通・NECなどありますが、それでしたら東証上場をアピールします。
③スイス上場+所在地チョンブリー県+表面処理事業
で、しぼっていくと・・・
エリコン・バルザース・コーティング (タイランド)
(Oerlikon Balzers Coating (Thailand) Co., Ltd.)
エリコンは昔から日本と関係が深く、
太平洋戦争のとき、零戦(戦闘機)の九九式20㍉機関銃は、
エリコン社製の機関銃をライセンス生産したものだったとか。
ファクトリンクで日本語概要みつけました、参考にしてね。
https://fact-link.com/mem_profile.php?pl=jp&mem=00002770&page=00005940
ポイント2.仕事内容
日本人の技術営業
-既存顧客との良好な関係を維持し、新規顧客の開拓
-国内と海外の顧客に対して要望を聞き取り、適切なソリューション提案や技術サポート
-競合他社の動向、未開拓顧客の市場調査
-顧客からの問い合わせ対応
-販売戦略の立案
-客先からのクレームを処理した後、他部門間と改善活動
-展示会の参加
技術営業の経験を3年くらいお持ちなら、身に沁みついてる作業なので難しい仕事ではないです。
また、取り扱い品目が「工具、金型、自動車部品、精密機械部品等への受託PVDコーティング」なので、
製造業での営業経験が5年くらいあれば、OJTで独学できる商品知識だと思います。わからなければ、社内で確認すれば済みますし。
ポイント3.福利厚生
社会保険、VISA/WPサポート、プロビデントファンド、社用車付与、食事手当、健康診断など
「食事手当」って、たまに駐在員さんがお恵みしてくれる居酒屋での会食とかカラオケ屋でのピンクミーティングのことでないですよ。
スイス企業なので、イメージ的にホワイト企業、むしろスケルトン企業。ブ厚い福利厚生を期待しましょう。
プロビデントファンドなんかも、スイスでやったりしてたら運用利回りすごそうです。
報酬はスイス銀行に振り込んでくれって、ゴルゴ13みたい。
ポイント4.応募条件
28歳以上、英語が社内会話程度のレベル・タイ語は出来れば尚可
28歳というのは、ワーパミ取得のための条件かと思います。
タイ労働省の方で大卒または職歴10年以上とかいわれるので、
高卒の場合、28歳でちょうど社会人10年にできます。
社内会話程度の英語とタイ語は、初級クラスの現地採用なら標準スキルとしてお持ちですね。入門クラスの現地採用でも、事前に語学学習をきっちりした人であれば、実践で何とかなると思います。
というわけで、ほかの候補者より営業経験がちょっぴり多ければ、すんなり採用される案件かと思います。
もしかすると、タイ運転免許がいるかもしれません。
「社用車付与」だけど運転手付与と書いてないので。
まとめ.
ちなみにパーソネルコンサルタントでみつけた案件ですが、
実はライバルのアデコが、スイス上場なんですよ。
なのでアデコを通した方が、スイス法人同士うまくプッシュしてくれるかもしれません。
日系は日系と取引きしたがるように、スイス系もスイス系と取引きしたがる、というのはあると思います。
というか、エリコンさんに直接応募しちゃったらどうでしょうか?
エリコンさんだって、人材紹介会社に年収(ボーナス含む)の20~30%も紹介料を払いたくないでしょうから。
他人任せでなく、自主的に自分を売り込んできた営業力を評価してもらえると思います。
で、どうしても人材紹介を通してくださいって言われたら、あらためて登録すればいいですし。
でも、なぜかそうして会社に損させたい採用担当者は、人材紹介からコミッションもらってそうですけどね。
そうなった場合、そのクズ社員がコミッション多くもらえるよう、給料の希望額を高く設定しておけば、なおさら採用されるでしょう。
まあ、あくまで仮定の視点ですから、現実いないと思いますけどね。
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https://himurokeita.blogspot.com/2021/05/blog-post_23.html
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