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2021-07-28

タイ風サーモンのムニエル



キャットフードの缶詰にサーモンが使われてるのをみて、猫がうらやましいと思った事がありました。タイでサーモン価格が比較的高いのと、現地採用は貧乏なので、サーモン食べたいと思っても、つい値段をみて手を引っ込めてしまう。で、ナマズとか鶏肉とか代替食品で食卓をまかなっています。




ところが最近、サーモン価格が下がってるみたいで、また、調達ルートも個人事業主が出前で配達してくれるレベルまで多様化・細分化してます。

おかげで現地採用でも、サーモンを手軽に食べられるようになりました。



もちろん塩は塩田の塩

タイのサーモンは大体ノルウェー産です。ノルウェー沖で大量養殖されてるのが、週に二便チルド空輸されてきます。輸入卸業者がタイに3社(?)ほどあり、相場は1Kg=ほぼ320~380バーツの間で、10年以上くらい推移してます。



使用調味料は、醤油、バター、小麦粉、オリーブ油、キューピー

サーモン1尾の重さですが、4Kg~5Kgあります。平均キロ価格が350バーツとすると、1尾あたりの値段は、1,400~1,750バーツですね。



ムニエルのソースにパセリとニンニクを使用します。

サーモンの歩留まり(頭や骨や尾びれなど除いた可食部分)は約70%あるといわれます。つまり1尾あたり、2,800g~3,500gが実際に切り身などになって消費者市場に売られます。まあ大体3Kgとしましょう。



ソース用のパセリとニンニクを刻み、トマトも刻む

最初のサーモンの価格が、1Kg=350バーツだったので、3Kg=1,050バーツといいたいところですが、もともと5Kg=1,750バーツの仕入価格なので、3Kg=1,750バーツとなります。



サーモンに小麦粉を着せたところ

ということは、サーモン1Kg(1,000g)=約580バーツ、つまり100gあたり58バーツとなりますね。

ところが、スーパーで値段をみると100gいくらになってますか?
寿司ネタ用サーモン5~7枚でも、200バーツとかなってませんか?



タイ人妻がなにか作った残りの油があった。
オリーブ油は不要。

ですから、現地採用がサーモンになかなか手を出せてこなかったのは、貧乏のせいだけでなく、利益獲りすぎ部分もあったと思います。



火の通りにくい皮の部分から焼く

「葵」のサーモンの御頭煮だって、本来の可食部分でないのに何百バーツもしてるじゃないですか。「シズラー」「サンタフェ」のサーモンステーキだって、切り身70g程度のところになかなか素敵なお値段のっけてますし。



2枚焼く。

日本の鮭は、川にあがってくるから身が引き締まって油が少ない。タイのサーモンは、ノルウェー養殖だからぶよぶよ太って油こってり。好き嫌いはあると思うが、物は言い方次第なところがあり、トロサーモンと呼べばそれはそれで美味いことになる。


ひっくり返し、皮の反対側も焼く。

皮を焼くため、つまんで横に立てながら焼いてます。かなり熱いかもしれないので、現地採用みたいに鈍感な人でないと出来ないと思います。

鈍感力



皮がほんのり焦げ付いたら寝かして面を焼きます。



バターを投入。


バターでぐつぐつ揚げる感じ。簡単でしょ?



ひっくり返して。



焼け具合が甘かった部分は、
ぐらぐら煮えたバターを掛けて揚げます。
なんども裏返すと身がくずれるので。


ムニエル焼けました。


鍋に残ってるバターにニンニク投入。


ニンニクがきつね色になったあたりで
パセリとトマト投入。


こしょう忘れてました。


最後に醤油を入れて火を止めます。
発酵食品は過熱しすぎると風味が消えますので。



ムニエルのソース完成
バターじょうゆ最強。
何入れてもだいたいOK



サーモンのムニエルに地中海風バター醤油ソース、そして切り札キューピー。レモンの代わりに庭で採れたマナオ、タイ風ですね。


タイの食用淡水魚にサワイというのがあって、臭みがきつく油ぎとぎとの魚なんで、このレシピでいけるんじゃないかと思って、ちょっと今回ノルウェーサーモンで実験してみました。

もしサワイでいけたら、さらにタイ風ムニエルなので、乞うご期待です。


ラストまでお読み頂きありがとうございました。

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